やりたいことをやりたいけど、勇気が出ない…。
なんだ、そんなことなら映画を観ればいい。
「そんなことって何さ!」と怒られるかもしれないが、この短い人生において、やりたいことへチャレンジしないのは損だ。自分の勇気を奮い立たせ、やりたいことに向かっていけば、きっと人生は今よりもずっと良いものになる。
そして、勇気を出してチャレンジするためには、映画を観ればいい。
今回は、チャレンジ意欲が爆上がりする傑作映画を5つご紹介する。やりたいことができないと悩んでいる人は、この映画たちで吹き飛ばしてくれ。
- 今の仕事が辛い…。
- やりたいことへチャレンジする勇気が出ない…。
チャレンジ意欲が爆上がりする傑作映画おすすめ5選
どの作品も、チャレンジ意欲を掻き立てる作品たちだ。それぞれテーマや物語は違えど、かならず熱いパッションを感じてもらえると思い、選んでみた。
僕もこの作品たちのおかげで、やりたいことをやろう!と感じた。実際、今もこうして映画に関わることを仕事にできて嬉しい。
では、順番に見ていこう。
- SING/シング
- ドリーム
- プラダを着た悪魔
- フォレスト・ガンプ
- フェリスはある朝突然に
①SING/シング
主人公のバスター・ムーンは、古びた劇場の再建を目指し、10万円の賞金をかけたスターオーディションを開催する。しかし、予期せぬトラブルで、賞金額は1,000万円に!気が付いたときには、すでに手遅れ…支配人のムーンは、賞金を目当てに集まった応募者を選び、世界最大のオーディションを開催するのだが…。
「SING/シング」は、僕が敬愛するイルミネーション(制作スタジオ)の中でも特に大好きな作品だ。支配人のムーンが大好きな劇場を再び人気にしようと奮闘する姿は、現代社会を生きる僕らの胸にも熱いものがある。10万円の賞金が1000万円になってしまっていたことに対しても、作り笑いで誤魔化しながら猪突猛進するムーンは、コアラではなく猪のようだった。
ムーンだけではない。賞金を目がけてオーディションに出演する、豚の主婦であるロジータや窃盗団の父を持つゴリラのジョニーなど、魅力的な登場人物が奮闘する姿も見逃せない。それぞれの事情を抱えながら、大好きな「歌」で一攫千金を目指すさまは「やりたいことをやれ!」と背中を押してくれるようだった。
オーディションも佳境、皆が思い切り歌う瞬間は、最高に熱い!
本作を見た日には、きっと誰もがやりたいことへ想いを馳せるに違いない。
②ドリーム
人種差別が色濃く残る1960年代前半。ソ連とアメリカによる熾烈な宇宙開発競争が繰り広げられる最中、ロケットの打ち上げに必要不可欠である計算を行う3人の黒人女性がいた。当然、白人ばかりのNASAで差別を受けるのだが、それにもめげずに夢を追いかける姿が印象的な映画だ。
当時は映画館で観たような観てないような、そんな曖昧な記憶なのだが、実話をもとに描かれたこの作品には、とてつもない力をもらったことだけは鮮明に覚えている。
差別系の映画では、「ミシシッピーバーニング」や「デトロイト」などの鮮烈な映画が多くある印象だ。一つの教養ともいえる出来事を描いた作品が多い。しかし、この「ドリーム」は人種差別を描きながらも、夢に立ち向かう直向きな姿が頭に残る作品で、やりたいことをやる勇気をもらえる作品だと感じる。
数式を書いた黒板をNASAの面々が言葉も出ずに眺めるシーンは、非常に愉快である。
③プラダを着た悪魔
ジャーナリストを志望する主人公のアンドレは、世界的にも有名な一流ファッション雑誌の編集部で、編集長のアシスタントとして働くことになる。しかし、その編集長は、鬼…いや悪魔のような上司であった。さまざまな壁にぶち当たりながらも、どうにかこうにか成長を遂げていくアンドレだったが、やがて悪魔的な上司のミランダに鬱憤が溜まってゆき…。
本作は働く人すべてに響くであろう物語だ。失敗や挫折感、仕事とプライベートの両立など、さまざまな問題にフォーカスして乗り越えていく主人公を描く。
ちなみに僕は、あんな上司がいたらすぐに仕事を投げ出してしまうだろう…もっとも、それがやりたい仕事で、成長に繋がれるのなら頑張れるのだろうが。
とにかくこの作品の良いところは、起承転結すべてのプロセスがエネルギッシュで「私も頑張ろう!」と思わせてくれる部分だ。そして、ラストはやりたいことができずに悩んでいる方にとって、道標ともなり得るだろう。
また、メリル・ストリープが悪魔的な上司を見事に演じていることも、この作品が与えるメッセージ性をグッと高めてくれている要因だと思う。
④フォレスト・ガンプ
フォレスト・ガンプは、健常者よりも少しだけ知能が弱い。だが、その心は一点の曇りもない澄んだ心。人生をただ直向きに、純粋に走り続けるその姿は、なぜだか僕らの魂も揺さぶる。
フォレスト・ガンプは、その俊足を生かして人生であらゆる成功を収めていくのだが、重要なのはそこではない。純粋で人を裏切らないフォレスト・ガンプを見ていると、自分の悩みがどうでも良くなるような、そんな気がしてくるのだ。もちろんフォレスト・ガンプにも悩みはあるのだが、それでもひたすらに走り続けるフォレスト・ガンプにエネルギーをもらえるのだ。
⑤フェリスはある朝突然に
主人公は高校3年生のフェリス。とある晴れた日、彼は仮病を使って学校をズル休みし、友人と恋人を連れてサボり休暇を満喫する。しかし、それを怪しんだ校長がフェリスの自宅へと赴くのだが…。
この作品は、当時サボりがちな僕がこれまた学校をサボって観た作品だ。冒頭に出てくる「人生、楽しまなきゃ損だ」という言葉は、今でも大事な宝物である。とにかくこのフェリスの天真爛漫っぷりは、観ていて楽しい。自分の気の向くままに楽しいことへとダイブする姿は、ウジウジとやりたいことへチャレンジできない自分をポジティブに情けなくしてくれる。
やりたいことができない…って、ただ行動すればいいだけじゃん!と気を楽にしてくれるんだよね。
僕もこの作品を観て、ウジウジするのは辞めにするよ!
この作品、デップーのエンディングでオマージュされたね。
勇気が出ないときは映画を観よう!
人は常に働いている。たとえそれが、やりたくないことでもだ。しかし、人生は一度きり、楽しまなきゃ嘘だ。きっと自分のやりたいことをやりたいけど「あれも必要だし、これも不安だし」と、勇気が出ないだろう。そんなときは、今日ご紹介した作品を観てみてほしい。
きっと自分の向きたい方向に体を向けられると思う。
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